岡山民医連主催の医系学生向け企画に参加しました。年に1回テーマを決めて事前学習を重ねフィールドワークを行います。過去には西成の貧困学習や沖縄の平和学習をしています。今年は職員7名、学生10名で広島の平和記念公園にて平和学習を行いました。8月6日の早朝に現地入りし、原爆が投下された同時刻の8時15分に現地で黙祷を捧げました。被爆された方はどんなに怖かっただろうか、目の前で家族が苦しんでも何もしてあげられない辛さはどれだけかと想像してもしきれない思いでした。
　そして被爆を経験された方が少なくなっている今、小学生くらいの子から大学生などの若い人たちがナビゲーターとなり海外の方はもちろん日本人にも説明している姿をいたるところで見かけました。これから先は若い世代が継承していくことがとても重要です。核問題を身近に感じ、1人ひとりが自分事として捉え行動することで『惨劇を繰り返さない』というメッセージを発信していく必要があります。
　今回の平和学習では、将来医療を担う医学生とともに、改めて平和の尊さと命の大切さにしっかり向きあった一日となりました。