内科

腎臓・人工透析

当科では、腎疾患のトータルケアとして、健診での尿異常などが認められた場合の対応、腎生検による診断から腎疾患治療、腎不全対策から腎不全治療、さらに透析治療法として血液透析および腹膜透析の管理を行っています。

現在、慢性腎臓病という概念が提唱され、腎臓病は将来腎不全にいたって人工透析が必要となる恐れがあるだけでなく、心筋梗塞や脳血管障害などの心血管疾患の強力な危険因子となることが確認されています。さらに慢性腎臓病の有病者は、日本の成人人口で1300万人以上(12%以上)ともいわれています。生活習慣病とのつながりも指摘されており、今後さらに増える恐れもあります。

当科では、腎生検で、IgA腎症、メサンギウム増殖性糸球体腎炎、微小変化群をはじめとするネフローゼ症候群などの原発性腎疾患の診断と治療を行うとともに、増え続ける糖尿病や高血圧に合併する糖尿病性腎症、腎硬化症に対する総合的な腎不全対策、そして人口透析を回避するためにきめ細かい治療および指導を行っています。

人工透析は血液透析と腹膜透析があり、いずれも選択できる設備を整え、安心して透析療法が受けられる体制を整えています。とくに最近では、高齢者で透析が必要となる事例が増えており、すでに既往症を抱えている方や身体の不自由な方に対する丁寧なケアにも心がけています。血液透析は昼間透析と夜間透析があり、日中に仕事をされている方にも透析を受けやすくしています。

腎疾患対策では、病診連携を進め、地域の開業医の先生方とも情報提供をしながら、自宅近くのかかりつけ医に通院しながら、専門医療も提供できるような仕組みを築いています。さらに、合併症対策として、より専門性の高い医療については国立医療センター、榊原病院、岡山大学病院、川崎医科大学付属病院とも連絡を取り合いながら速やかに対応できるようにしています。